行政保健師として働くメリットってなんだ?

どのような職業であってもメリットやデメリットがあるように、行政保健師にも当然メリットとデメリットがあるのですが、行政保健師のメリットやデメリットを紹介させていただきますので、行政保健師を目指している人は参考にしてみてください。

行政保健師というのは公務員の保健師なので、非常に安定しているという事が行政保健師最大のメリットと言えるのですが、他の公務員のように仕事が楽という訳ではなく、かなりハードで難しい専門的な仕事となっていますし、保健師の中では初任給が比較的安くなっている事が多いのも特徴です。

しかし、昇給やボーナスはしっかりとあるので、初めは給料が安い状態であっても、長年続けていく事で給料は徐々に上がっていく事は確実である為、長期間勤務したいと希望する保健師に向いていると言えます。

更に行政保健師はかなりやりがいのある仕事になっているので、保健師としての腕を存分に発揮したいという人にも向いていると言えるのですが、このようなメリットだけではなく、きちんとデメリットも把握しておく事が大切です。

行政保健師は産業保健師のように会社に所属している人のみを対象としている訳ではなく、学校保健師のように学校に通っている教師や生徒のみを対象としている訳でもないので、市町村で採用してもらえば全ての市町村民が対象ですし、都道府県に採用してもらえば全都道府県民が対象となります。

しかも各家庭に訪ねていくような仕事も多いですし、相談を受ける内容は健康に関する事だけではなく、メンタル面に関する事も多いので、メンタル面に関する事は特に幅が広くなっている事から、後で苦情を言われる事も多いのです。

よって仕事のハードさが最大のデメリットと言えるのですが、ハードとはいっても病院勤務のような夜勤で肉体的に疲れるというパターンではなく、精神的にまいってしまうというパターンなので、かなり精神面も鍛えておく必要があります。

他人はデメリットだと思っていても、自分はメリットだと思える事もあるので、やはり自分で仕事を行ってみると良いでしょう。